2007年05月20日

気の毒な警察官-2

長久手の立てこもり事件。

最悪の事態になった。
救出に向かった機動隊の一人が撃たれ、亡くなった。

23歳!

奥さんも子供も居る、家庭では普通のお父さんだろう。

彼も犯人に殺されたというより、彼らにあんな格好で
救出に向かわせた警察組織に殺されたようなものだ。

「踊る大捜査線」を思い出す。

現場は一生懸命体を張って動いているのに
奥で机に向かって、自分たちの体面や結果の批判の
ことばかり考えている連中に翻弄されている
青島刑事たち。

この映画はただの娯楽映画じゃなかったんだと
この事件で一層強く感じた。

SATって、ただ盾だけを頼りにぞろぞろと行動する
そんな頼りないものだったのか?
こんな警察に、我々は頼らざる得ないのか?

全く話は違うが、日露戦争で秋山好古少将率いる騎兵隊は
騎兵隊の特質を全く理解しない上層部の作戦で、騎兵の特徴が
逆に不利に働き、窮地に陥ったりしたそうだ。

折角の良いシステムを作っても、良い運用が出来なければ
宝の持ち腐れ、税金の無駄使いではないか。

諸外国が現状を見て、日本の警察を不思議そうに
見ていることやろね。

悔しいね!

林一歩巡査部長、ご冥福をお祈りします。

     さんまや  

Posted by さんまや at 21:36Comments(0)日記